暑い時期には「サッパリしたものが食べたい」、寒い時期には「ガッツリ食べたい」。季節によって食欲のカタチって変わりますよね。でも不思議と、うちの「鯖まぜそば」はどの季節でもよく出るんです。夏は汗をかきながら夢中で混ぜて、冬はコートを脱ぐ間もなくカウンターに座って注文してくれるお客さんがいる。それだけ「クセになる」ものが、この一杯には詰まっているんだと思っています。
でも正直に言うと、はじめて食べるお客さんには「どう食べるのが一番おいしいか」を知ってほしいなとずっと思っていました。まぜそばって、ただ混ぜて食べるだけじゃもったいない。素材のこと、麺のこと、食べ方のコツ、この3つを頭に入れてから箸を持つと、同じ一杯がまったく別の体験になります。今回はそのあたりを、店主・柳田が正直に話します。
こんな方におすすめ
- ✅ 津田沼でクセになるラーメン・まぜそばを探している方
- ✅ 鯖まぜそばをはじめて食べてみようと考えている方
- ✅ まぜそばの素材や麺のこだわりを知りたい方
- ✅ 一人でも気軽に立ち寄れる飲食店を探している方
- ✅ 仕事帰りや飲んだあとに、ちょうどいい一杯を求めている方

その1:鯖の「質」がすべての出発点
まぜそばに鯖を使う店は、全国的に見ても決して多くありません。なぜかというと、鯖は扱いが難しいから。魚介系の中でも特に個性が強く、使い方を間違えると「生臭い」「くどい」という印象になってしまいます。それでもあえて鯖を選んだのは、ちゃんと引き出せたときの旨みが、他の素材には出せない奥行きを持っているからです。
うちで使っているのは、風味と脂のバランスが整った鯖節。魚介の風味は香りが命なので、鮮度と保存状態にはとにかく気を使っています。仕入れのタイミングやロット管理は地味な作業ですが、これを怠ると一杯の味が変わってしまう。飲食業に20年携わってきた中で、「食材の管理がそのまま料理の質になる」と痛感してきたからこそ、地道に続けている部分です。
鯖の旨みはタレと合わさることで化けます。タレには醤油ベースに複数の調味料を合わせていますが、鯖節の香りを消さないようにするのが最大のポイント。「鯖ラーメンがクセになって何度も来ている」というお声をいただくことがありますが、そのクセになる感覚の正体は、この鯖の旨みとタレが絡み合ったところにあると思っています。
その2:麺は「混ぜる」ために設計されている
鯖まぜそばの麺は、早川製麺所さんと一緒に開発したオリジナルの特注麺を使っています。まぜそばに使う麺は、スープに浸けるラーメンの麺とは役割がまったく違います。タレや具材をしっかり絡めて持ち上げる力、噛んだときの食感、そして食べ終わるまで伸びにくい耐久性、この3つを満たさないといけない。
うちの太麺は全粒粉を配合しているので、小麦本来の香りが豊かです。噛むたびに麺自体の旨みが感じられて、鯖のタレと合わさったときに「あ、これが合わさることで完成するんだ」という感覚になります。製麺所さんとのやり取りは何度も重ねましたが、「この麺じゃないとダメ」というところに落ち着くまでに時間がかかりました。今ではこの麺がうちのまぜそばのアイデンティティになっています。
ひとつ補足しておくと、太麺のまぜそばはラストオーダーが22時半です。夜遅めにお越しになる場合はこの点だけ覚えておいてください。
✓ ここまでのポイント
- 鯖まぜそばの「クセになる味」の核心は、鯖節の旨みとタレの絶妙なバランスにある
- 麺は早川製麺所と共同開発した全粒粉入りの特注太麺。まぜそばのために設計された一本
その3:「混ぜ方」で味が変わる、正直な話
まぜそばの「まぜ」をなめてはいけません。これ、本当に大事なことなので書かせてください。
まぜそばは、器の底にタレや旨みの濃い部分が沈んでいます。表面だけをぐるぐるとかき混ぜても、下のほうにある美味しいところと麺が絡まりません。おすすめの食べ方は、まず箸で器の底から全体をしっかり持ち上げるように混ぜること。最低でも20回は混ぜてほしいです。麺全体にタレが均一に絡んだとき、一口目から「あ、これだ」という満足感が生まれます。
途中でお酢を少し加えると、後半に向けて味がリフレッシュされて最後まで飽きずに食べられます。卓上に置いているので、ぜひ試してみてください。半分くらい食べたところでのお酢投入がおすすめです。
食べ終わったあとに「割りスープを入れますか?」とお聞きします。器に残ったタレに割りスープを注いでスープとして飲めるので、まぜそばの余韻をスープで締めることができます。これが好きで来てくれるお客さんも多いんですよね。「最後の一口まで美味しい」というのが、まぜそばの正しい楽しみ方だと思っています。
「鯖ラーメンがクセになって何度も来ている」
常連のお客様
「学生でも満足できるボリュームと価格」
学生のお客様
津田沼で「鯖まぜそば」が食べられる場所として
津田沼駅北口から歩いて3分のところにあるうちの店は、学生さんから会社帰りのサラリーマン、女性の一人客まで、本当にいろんな方が来てくれます。20席というちょうどいい規模で、カウンターもあるので「一人でふらっと入りやすい」と言っていただくことが多いです。
津田沼という街で飲食業に20年関わってきて、居酒屋・バー・カフェ・ハンバーグ屋とさまざまな業態を経験してきました。そのなかで「らーめん和田屋」として今の形に落ち着いたのは、津田沼にあっさり系のちゃんとしたラーメン屋が少ないと感じていたからです。濃いものが続いたあとに、すっきり食べられる一杯。でも薄いわけじゃなくて、旨みはちゃんとある。鯖まぜそばも、その考え方の延長線上にあるメニューです。
千葉テレビにも取り上げていただいたことがあって、「津田沼でおいしいラーメンといえば」という認知が少しずつ広がっているのを感じています。プロ野球選手が来てくれることもあって、ロッテファンのお客さん同士が自然に話し始める場面も珍しくありません。ラーメン屋ってそういう「場」にもなれるんだなと、最近しみじみ感じています。
まとめ:混ぜる前に知っておくと、この一杯がもっと楽しくなる
鯖まぜそばを存分に楽しむために押さえておきたいのは、この3点でした。
① 鯖節の旨みとタレのバランスが、クセになる味の核心
② 早川製麺所と共同開発した全粒粉入り太麺は、まぜそばのために設計された麺
③ 底からしっかり20回以上混ぜること、酢の活用、割りスープで締めること
この3つを知ったうえで食べると、同じ一杯なのに発見の多い食体験になると思います。「一人でも入りやすくて通いやすい」という声をよくいただくので、はじめての方もどうぞ気軽に暖簾をくぐってみてください。
営業時間は毎日11時30分からランチ営業、夜は17時から23時半まで。仕事帰りにふらっと立ち寄るにもちょうどいい時間帯です。ただし太麺のまぜそばのラストオーダーは22時半ですので、夜遅めにお越しの際はそこだけご注意を。
メニューの詳細はこちらからご覧いただけます。気になるものがあれば、ぜひ実際に食べにきてください。お待ちしています。
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