先日、何度もご来店いただいているお客様から、ふとこんな一言をいただきました。「昆布水つけ麺って、最初からこのクオリティだったんですか?」と。
……正直に言うと、全然そんなことはなくて(笑)。今の形になるまでに、試作を重ねて、何度も首をかしげて、麺屋さんに無理を言って、という時間が積み重なってできあがったメニューなんです。
普段カウンター越しにそういう話をする機会はなかなかないので、せっかくだからここで全部話してしまおうと思います。「なぜ和田屋の昆布水つけ麺は他と違うのか」、その裏側をまるごとお届けします。
こんな方におすすめ
- ✅ 津田沼で本当に通える「行きつけのラーメン屋」を探している方
- ✅ 昆布水つけ麺に興味があるけれど、どこで食べるか迷っている方
- ✅ 店のこだわりや背景を知ったうえで食べたい方
- ✅ 一人でも気兼ねなく入れる雰囲気のお店を探している方
- ✅ ランチや仕事終わりに立ち寄れる駅近のお店を探している方

「あっさり系」を津田沼でやると決めた理由
私、柳田は津田沼で飲食業を始めてもう20年になります。居酒屋、バー、カフェ、ハンバーグ屋……いろんな業態をやってきて、最終的にたどり着いたのが「らーめん」でした。
それも、こってり系ではなくあっさり系の鶏清湯(とりちんたん)らーめん。津田沼の飲食街を歩いていると、濃厚なスープのお店はけっこうあるんですよね。でも、飲んだあとにさらっと食べられる、胃にやさしい一杯を出しているお店がなかなかない。
「だったら自分がやろう」と思ったのが、和田屋を始めたきっかけのひとつです。JR津田沼駅北口から徒歩3分という場所柄、仕事帰りのサラリーマンの方や、ロッテの試合帰りのファンの方も多く立ち寄ってくれる。そういうお客様が「また来たい」と思ってくれる一杯を作ることが、自分の中でずっとテーマにあります。
そのテーマに正面から向き合って生まれたのが、今の名物「極み昆布水つけ麺」です。
5種の昆布を使う理由——「引き算」の美学
昆布水つけ麺というメニュー自体は、近年ラーメン好きの間でじわじわと広まっています。でも、和田屋のそれはちょっと違います。昆布の種類にここまでこだわっているお店は、津田沼どころか千葉県内でもそう多くないと思っています。
和田屋の昆布水は、5種類の昆布をブレンドして作っています。昆布によって旨みの質がまったく違うんですよ。上品な甘みを出すもの、しっかりとしたコクを出すもの、香りを立たせるもの……それぞれの個性を組み合わせて、「足し算」ではなく「引き算」でバランスを整えていきます。
何か一つの昆布に頼ると、どうしても主張が強くなりすぎる。あっさりしているのに奥行きがある、というのが理想で、そこに到達するのがいちばん難しかったですね。千葉テレビさんに取材していただいたときも、この昆布のこだわりについてたくさん話しました。
昆布水をまとった麺を口に運んだ瞬間、スープに入れる前から旨みを感じてほしい。そういう体験を作りたいというのが、このメニューの出発点です。
早川製麺所との共同開発——「麺が変わると、全部変わる」
昆布水つけ麺を名物にする過程で、もうひとつ大きな転換点がありました。それが早川製麺所さんとの出会いです。
麺ってラーメンの中でものすごく重要なパーツなんですが、一方で「市販の良い麺を使えばいい」と思っている人も少なくない。でも、スープと麺の組み合わせは本当に繊細で、昆布水との相性を考えると「既製品では限界がある」と早い段階で感じていました。
そこで早川製麺所さんに声をかけて、一から麺を作ってもらうことにしたんです。昆布水を含んだときの麺の状態、つけ汁につけたときの絡み方、喉ごし——そういう細かいポイントを全部伝えながら、何度も試作を重ねました。
最終的に完成したのが、全粒粉入りのオリジナル特注麺です。嚙んだときに小麦の香りがふわっと広がるのが特徴で、昆布の旨みと合わさったときに「これだ」という味になる。麺だけ変えたら、同じスープなのに全部別物になりました。あのときは本当に嬉しかったですね。
✓ ここまでのポイント
- 5種の昆布を組み合わせた昆布水は「引き算」のバランスで作られており、あっさりしているのに旨みに奥行きがある
- 早川製麺所との共同開発による全粒粉入り特注麺は、昆布水・つけ汁との相性を徹底的に計算して作られたもの
- この2つが掛け合わさることで、他では再現できない一杯が生まれている
「行きつけ」になってもらうために、続けていること
名物メニューができたからといって、それで終わりではありません。むしろ、ここからが本番だと思っています。
一度来てくれたお客様に「また来よう」と思ってもらえるかどうか——それを常に考えながら営業しています。昆布水つけ麺に限らず、鯖まぜそばや鶏清湯らーめんも含めて、季節や仕入れ状況によって細かく調整を続けています。「先月と同じ」で満足しないのが、20年間飲食業をやってきた中で染み付いた習性みたいなものかもしれません。
津田沼駅北口から徒歩3分、23時半まで営業しているのも、「気が向いたときにふらっと来てほしい」という気持ちから変えていません。仕事終わりに一人でカウンターに座って、昆布水つけ麺をすすって帰る——そういう使い方をしてくれるお客様が増えてきているのが、正直いちばん嬉しいです。
「昆布水つけ麺が他では食べられないクオリティ」
常連のお客様より
この言葉をいただいたとき、あの試作の日々は無駄じゃなかったと思いました。一人でも多くの方に、「和田屋に来れば間違いない」と思ってもらえるお店にしていきたいと、あらためて気が引き締まりました。
まとめ——一度食べたら、きっと戻ってきたくなる
昆布水つけ麺が和田屋の名物になるまでの話、少し長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
5種の昆布を使った昆布水、早川製麺所と作り上げた全粒粉入り特注麺、そしてつけ汁とのバランス——どれか一つでも欠けたら、今の味にはなりませんでした。
「行きつけのお店を見つけたい」と思っている方に、和田屋はそういう場所でありたいと思っています。一人でも気兼ねなく入れて、ランチでも仕事終わりでも、その日の気分で使ってもらえる。そういうお店を、津田沼でずっと続けていくつもりです。
まずは一度、カウンターで昆布水つけ麺を食べてみてください。どんなメニューがあるか気になる方はこちらからどうぞ。
👉 メニュー
お店の場所はこちらから確認できます。JR津田沼駅北口から歩いて3分、目の前にコインパーキングもあります。
👉 店舗までのルート
皆さんのご来店を、カウンターでお待ちしています。


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