結論から言うと、「極み昆布水つけ麺」が今の形になるまで、私は数え切れないほど失敗しました。最初に「昆布水つけ麺をやろう」と決めてから、実際にお客様にお出しできるクオリティになるまで、ゆうに半年以上かかっています。今回は、普段はあまり表に出さない開発の裏話を、正直にお伝えしようと思います。
こんな方におすすめ
- ✅ らーめん和田屋の「極み昆布水つけ麺」が気になっている方
- ✅ お店のこだわりや作り手の想いを知ったうえで食べたい方
- ✅ 津田沼でちょっと特別なラーメン体験を家族でしたい方
- ✅ 話題のメニューが生まれるまでの裏側に興味がある方
- ✅ 「本物の美味しさ」にこだわって店選びをしている方

「昆布水つけ麺」との出会いと、最初の大きな誤算
津田沼で居酒屋・バー・カフェ・ハンバーグ屋と、20年間いろんな業態を経験してきた私が、最終的に「あっさりらーめん」という選択肢にたどり着いたのは、実は必然でした。油が多くて重い料理を食べ続けてきたからこそ、「飲んだ後に胃に優しい一杯」「子どもから大人まで家族みんなで美味しく食べられるもの」を作りたいという気持ちが、どこかずっとあったんです。
そこで出会ったのが「昆布水つけ麺」というスタイルでした。昆布のグルタミン酸と麺の旨みが合わさって、体にすっと入ってくるあの感覚。これだ、と思いました。ところが——最初に試作した昆布水は、びっくりするくらい「ただの昆布のだし汁」でした。麺にからまない、つけ汁とも合わない、ただ「昆布の味がする水」。そりゃそうですよね。昆布をただ水に浸けて置いておいただけなんですから。
「5種の昆布」にたどり着くまでの、地味すぎる試行錯誤
そこからが本当に長い道のりでした。昆布には産地によって全然違う個性があります。利尻・羅臼・日高・真昆布……それぞれの昆布が持つ旨み成分の量も、香りも、粘度も、ぜんぶ違う。最初はひとつひとつ単体で試して、次にブレンドして、浸水時間を変えて、水温を変えて——記録をつけながら何十回と繰り返しました。
失敗のパターンは大きく分けて3つありました。①昆布の風味が強すぎてつけ汁の旨みを消してしまう、②逆に薄すぎて昆布水の意味がない、③粘度が出すぎて麺がベタベタになる。この3つのバランスを取ることが、思った以上に難しかった。「もうやめて普通のつけ麺にしようか」と思った夜も、正直一度や二度ではありませんでした。
転機になったのは、「全部混ぜる」という発想を捨てたことです。それぞれの昆布の役割を決めて、「この昆布は香り担当」「この昆布は粘度と旨み担当」と分業させるイメージで組み合わせを組み直した。最終的に5種の昆布のブレンドに落ち着いたのは、そういう考え方の転換があったからです。
✓ ここまでのポイント
- 「極み昆布水つけ麺」は、昆布の産地・ブレンド・浸水条件の試行錯誤を半年以上かけて繰り返した末に完成したメニュー
- 失敗の原因は「昆布水の濃さと粘度のバランス」で、各昆布に役割を持たせる発想の転換が突破口になった
- 津田沼20年のキャリアの中で「体にやさしく家族みんなで食べられる一杯」という軸がぶれなかったことが、完成まで諦めなかった理由
麺との格闘——早川製麺所との共同開発が始まるまで
昆布水の配合が決まったとしても、次の壁が待っていました。麺です。市販の麺を昆布水に浸すと、どうしても麺自体の風味が薄くて、昆布水の良さを消してしまう。「昆布水の繊細な香りに負けない、でも主張しすぎない麺」が必要でした。
そこでお世話になったのが早川製麺所さんです。「こういう昆布水に合う麺が欲しい」と説明して、試作を重ねてもらいました。最終的にたどり着いたのが、全粒粉を配合したオリジナル特注麺。全粒粉が入ることで、小麦本来の香ばしさが昆布の風味と寄り添うようになった。「麺自体が美味しい」という感覚が生まれたのは、この配合になってからです。
ちなみに、この麺は「鯖まぜそば」にも使っています。鯖の風味と全粒粉の香りの相性も抜群で、こちらは太麺仕様。昆布水つけ麺とは全く違う食感なのに、同じ麺所の製品だとは思えないくらい個性が違う。その辺りも楽しんでいただけたら嬉しいです。
「鯖ラーメンがクセになって何度も来ている」
常連のお客様より
こういう言葉をいただくと、試作段階で「太麺のまぜそばに鯖を合わせたら面白いかも」と試してみた夜のことを思い出します。あのとき失敗を恐れずに試してみてよかった、と素直に思えます。
「家族みんなで来てほしい」が、このメニューを続ける理由
完成した「極み昆布水つけ麺」をお客様に出し始めた頃、印象的な光景がありました。お子さん連れのご家族が来店されて、お父さんが昆布水つけ麺を注文し、お子さんが鶏清湯らーめんを食べて、「これ美味しいね」とご家族で話しながら食べていた。その姿を見たとき、「あ、これでよかったんだ」と思いました。
あっさりした鶏清湯スープは、小さなお子さんにも食べてもらいやすい味です。昆布水つけ麺は、ラーメンに詳しい大人のお客様にも「これは面白い」と感じてもらえるメニューになった。ひとつのテーブルで、世代が違っても「美味しい」が共有できる——それが、津田沼で長年飲食に携わってきた私が、このお店で一番実現したかったことでした。
お子様メニューもご用意していますし、店内は20席で全席禁煙。目の前にコインパーキングもありますので、ご家族でのご来店もお気軽にどうぞ。JR津田沼駅北口から徒歩3分ですので、電車でのアクセスも便利です。
「昆布水つけ麺が他では食べられないクオリティ」
常連のお客様より
まとめ——失敗が多かったからこそ、胸を張って出せる一杯になった
「極み昆布水つけ麺」の開発は、正直しんどかったです。でも、あの試行錯誤があったからこそ、今は「うちのつけ麺は本物だ」と自信を持って言えます。5種の昆布の配合も、早川製麺所さんとの共同開発で生まれた特注麺も、全部その過程で生まれたもの。失敗は多ければ多いほど、完成したときの確信も深くなる——飲食業を20年やってきて、改めてそう感じています。
ぜひ一度、ご家族やお連れ様とご来店ください。昆布水つけ麺の繊細な味わい、鯖まぜそばの濃厚な旨み、あっさり鶏清湯らーめんのやさしい一杯。どれを食べても「来てよかった」と思っていただける自信があります。
メニューの詳細はこちらからどうぞ。
👉 メニュー
はじめてのご来店でも迷わずたどり着けるよう、地図もご用意しています。
👉 店舗までのルート
津田沼駅北口から徒歩3分、らーめん和田屋でお待ちしています。


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