「毎週来てるんですけど、なんかやめられないんですよね」。先日、カウンター越しにそう言ってくれたお客さんがいました。昆布水つけ麺を食べながら、少し照れくさそうに笑っていた。その顔を見たとき、「ああ、この仕事をやっていてよかった」と素直に思えたんです。
津田沼でラーメン屋を始めて2年。居酒屋、バー、カフェ、ハンバーグ屋と、この街で20年間ずっと飲食の仕事をしてきた私・柳田にとって、「行きつけの店になる」ということは、何よりも大切にしてきたテーマです。
今回は、昆布水つけ麺がよく出る日の一日を、開店準備から閉店まで時間軸で追いながら紹介します。数字や売上の話じゃなくて、カウンターの中から見える景色と、そこに至るまでの積み重ねの話です。
こんな方におすすめ
- ✅ 津田沼で「ここだ」と思える行きつけのラーメン屋を探している方
- ✅ 昆布水つけ麺がどんな手間をかけて作られているか気になる方
- ✅ 一人でも気負わずに通えるお店の雰囲気を知りたい方
- ✅ ランチから夜まで、どんな顔ぶれが来ているか知りたい方
- ✅ 何度来ても飽きない理由を知りたい方
開店2時間前。昆布水の仕込みから一日が始まる
昆布水つけ麺が売れる日というのは、実は準備の段階からすでに「見えている」ことが多いです。天気がよくて、ランチの客足が読めそうで、気温が少し涼しい——そういう日は、なぜかつけ麺の注文が増える。経験則ですが、当たるんです。
開店の2時間以上前から厨房に入って最初にやることは、昆布水の状態確認です。5種の昆布を使った極み昆布水は、一晩かけてじっくり旨みを引き出してあります。色、香り、とろみの感じ——触れただけで、今日の仕上がりがなんとなくわかります。「よし、今日はいい」と思える日は、それだけで少し気持ちが上がるんです。
昆布水の仕込みがどれだけ手間のかかる作業かは、昆布水の仕込みに密着した記事に詳しく書きましたが、この工程を毎日丁寧に繰り返すことが、「他では食べられない」と言っていただける土台になっていると思っています。
仕込みが終わったら麺の確認。早川製麺所さんと一緒に開発したオリジナルの全粒粉入り特注麺は、ロット単位で微妙にコンディションが違います。今日の麺は何秒で上げるか、感触を確かめながら決める。これも開店前のルーティンのひとつです。
昆布水つけ麺の味変やメニューの組み合わせが気になってきた方も多いのではないでしょうか。藻塩・すだち・柚子胡椒でどう変わるか、どのメニューと合わせると一日の締めになるか——その全体像はメニューページで確認できます。見るだけでも、来店前のイメージがぐっと具体的になります。
11時30分のランチ開始。「また来ました」の顔が増えてきた
ランチの開店と同時に、顔なじみが来てくれることが増えました。最初は「一度食べてみようかな」という感じで来てくれたお客さんが、気づけば週に何度も顔を出してくれるようになる。その変化が、2年経った今、ようやくはっきり見えてきた気がします。
昆布水つけ麺をよく頼んでくれる常連のお客さんは、食べ方にこだわりを持っている方が多いです。最初はそのまま麺をすすって、途中から藻塩を足して、後半はすだちや柚子胡椒で変化をつける——自分なりのペースで楽しんでいる。その食べ方のバリエーションについては、昆布水つけ麺の味変前と後、藻塩・すだち・柚子胡椒の違いを紹介した記事にまとめましたが、通ってくれるほどに「自分の食べ方」が定まってくるみたいで、それが面白い。
ランチタイムは20席のカウンターと小上がりが埋まることもあります。一人で来る学生さん、仕事の合間に立ち寄る会社員、お子さん連れのお母さんも——全然違う客層が、同じ一杯を前にして静かに集中している時間は、カウンターの中から見ていて好きな景色のひとつです。
✓ ここまでのポイント
- 昆布水は5種の昆布を使い、一晩かけて仕込む。開店2時間前には状態確認まで終えている
- 早川製麺所との共同開発麺は毎日コンディションを確かめ、茹で時間をその日の感触で調整している
- ランチタイムには学生・会社員・ファミリーと幅広い層が集まり、常連比率が少しずつ上がっている
「仕込みの話を読んでいたら、今すぐ食べに行きたくなった」という方は、JR津田沼駅北口から徒歩3分です。地図を開けば、駅から店までのルートをそのまま確認できます。迷わず来られるので、初めての方でも安心です。
「昆布水つけ麺が他では食べられないクオリティ」
常連のお客様より
この声をはじめて聞いたのは、開店から半年くらい経ったころでした。嬉しかったのと同時に、「じゃあこれを、これからもずっと維持しなきゃいけない」というプレッシャーを感じた。毎日の仕込みへの向き合い方が、少し変わった言葉でした。
15時〜17時。仕込みを続けながら、夜の準備へ切り替える
ランチ営業が終わる15時半以降は、仕込みの時間です。翌日分の昆布水を仕込むところから始まって、つけ汁のベースを整えて、麺の在庫を確認する。「段取り八分」という言葉が染みついているのは、居酒屋やカフェでのキャリアのおかげかもしれません。
津田沼で20年、いろんな業態を経験してきた中で学んだのは、「準備が仕事の7割」ということ。ラーメン屋でも同じで、夕方の段取りが夜の営業の流れを決める。特に昆布水つけ麺は仕込みに時間がかかる分、夕方の過ごし方が大事です。
この時間帯に、たまに常連さんから連絡が来ることがあります。「今日、夜行きます」という一言だけのLINE。それが来ると、どこか気が引き締まる。「いつもの」を期待してくれている人がいる、という感覚は、長年飲食をやってきた自分でも、まだちゃんと嬉しいです。
17時の夜営業スタート。仕事帰りの顔ぶれが変わる時間
夜になると、客層ががらりと変わります。仕事帰りに一人でふらっと来る方、飲みの〆に来る方、津田沼周辺で試合があった日はロッテファンの方が連れ立って来ることも。昆布水つけ麺は、夜の時間帯も安定して出るメニューです。
「飲んだ後にちょうどいい味でリピートしている」という声をいただくことも多いですが、あっさりした鶏清湯ベースのつけ汁は、胃に負担をかけずに食べられる。それが夜の需要に合っているのかなと思っています。津田沼北口の歓楽街という立地も、夜の〆需要と相性がいい。
23時を過ぎても、一人でカウンターに座って昆布水つけ麺をゆっくり食べていくお客さんがいます。食べ終わってから「ごちそうさま、また来ます」と言って出ていく背中を見るたびに、「また来てくれる」という確信がある。それが積み重なって、行きつけになっていくんだと思います。なお、太麺のまぜそば・つけ麺・揚げ物類は22時半がラストオーダーですので、夜遅めにお越しの際はご注意ください。
一日の営業を振り返ると、売れた数よりも「誰が来てくれたか」のほうが記憶に残っています。初めて来てくれたお客さんが、3回目に「いつもの」と言ってくれるまでの距離——その変化を見守るのが、この仕事の一番の醍醐味です。極み昆布水がどうやって生まれたかを追った記事も、そういう「続けること」への思いをベースに書いています。
閉店後。また明日、同じ一杯を出すために
営業が終わると、仕込みの確認と翌日の準備が始まります。昆布水を漬け込んで、厨房を整えて、やっと一日が終わる。「今日も来てくれてよかった」と思える日は、疲れの質が違います。
行きつけの店というのは、「いつ来ても同じ一杯がある」という安心感で成り立っていると思っています。特別なことをするより、毎日同じクオリティを出し続けること——津田沼で20年、いろんな店をやってきた末にたどり着いた、今の自分の答えです。
明日も同じ時間に仕込みを始めて、同じ昆布水をつくって、同じ麺を茹でる。その繰り返しが、「また来たくなる」につながっていく。そう信じながら、今日も閉店後の厨房で次の準備をしています。
「一人でも入りやすくて通いやすい」
常連のお客様より
この言葉は、開店当初から目指してきたことそのままで、読むたびに背筋が伸びます。一人で来やすい空気感をつくることも、毎日の準備と同じくらい大切にしてきたことのひとつです。JR津田沼駅北口から徒歩3分、気が向いたときにふらっと来られる場所に店を構えているのも、そのためです。
まとめ:行きつけになる店は、毎日の積み重ねでできている
昆布水つけ麺が「売れる日」の裏側は、特別な何かがあるわけじゃないです。仕込みを丁寧にやる、麺のコンディションを確かめる、来てくれたお客さんの顔を覚える——その積み重ねが、「また来よう」につながっていく。
津田沼で行きつけのラーメン屋を探しているなら、一度来てみてください。最初の一杯が気に入ったら、次は味変に挑戦してみて。気づいたらカウンターに座るのが習慣になっている——そういう関係を、一人でも多くのお客さんと作っていきたいと思っています。
らーめん和田屋は、月〜日の11時30分から営業しています(ランチ営業は15時30分まで、夜は17時〜23時30分)。祝日は18時までのランチ後、17時〜23時30分の夜営業となります。目の前にコインパーキングもありますので、お車でもどうぞ。
「行きつけにできる店を見つけたい」と思いながら読み終えてくれた方、まずは一度来てみてください。JR津田沼駅北口から徒歩3分、地図でルートを確認してそのまま向かえます。カウンターで昆布水つけ麺を一杯食べてみれば、自分に合う店かどうか、すぐにわかります。


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