梅雨が明けると、津田沼駅の北口はいつもより少し賑やかになります。夏休みに入った学生、帰省ついでに立ち寄るご家族、試合帰りのロッテファン。いつもとは少し違う顔ぶれが、夜の商店街をゆっくり歩いている。そういう季節になると、わたし・柳田は厨房に立ちながらふと思うんです。「今日は、うちの鶏清湯と初めて出会う人が来るかもしれない」と。
津田沼でラーメン屋を始めて2年。それまでは居酒屋、バー、カフェ、ハンバーグ屋と、20年間この街のいろんな業態をやってきました。なのに「あっさりらーめん」に絞ったのは、正直なところ「誰かに伝えたいものが、やっと一つに決まった」という感覚があったからです。今回はそんな鶏清湯と初めて出会うお客様の反応を、一日の流れに沿って書き留めてみました。
こんな方におすすめ
- ✅ 津田沼でラーメンを食べたいけどどの店がいいか迷っている方
- ✅ 家族みんなで食べられるラーメンを探している方
- ✅ 「あっさり系」のラーメンがどんな味か気になっている方
- ✅ 子ども連れでも入りやすいラーメン屋を知りたい方
- ✅ 初めての店でも安心して注文できる目安がほしい方

開店前:スープの仕込みに込めている「伝わる一杯」への準備
朝イチの仕込みは、鶏清湯の顔を決める時間です。骨から丁寧に引いたスープは、煮立てず、濁らせず、ただただじっくりと。この過程については鶏清湯のスープを仕込む朝に密着した記事にも詳しく書いていますが、仕込みの最中にわたしがいつも意識しているのは「初めて食べる人が、一口目で何を感じるか」ということです。
あっさりした鶏清湯は、コッテリ系に慣れたお客様には最初「物足りないかも」と思われることがあります。でも飲み込んだ後に旨みがじわっと広がる。その瞬間の顔の変わり方が、わたしにとって何より嬉しい反応なんです。だから仕込みは、その一瞬のために全力でやる。
「子どもに食べさせてみたい」「家族で同じ驚きを共有したい」という気持ちが、記事を読んで少し膨らんできたのではないでしょうか。どんなメニューがあって、価格帯はどうなのか、注文のイメージをもう少し具体的にしてから来店したいという方もいると思います。らーめん和田屋のメニュー一覧で、鶏清湯らーめんや特製醤油ラーメンなど各メニューの詳細を確認できます。
ランチタイム:親子連れのテーブルで起きたこと
11時30分の開店と同時に入ってきたのは、小学校低学年くらいの子どもを連れたお母さんでした。「子どもが一緒でも大丈夫ですか?」と少し遠慮がちに声をかけてくれて、「もちろんです、どうぞ」とお席に案内しました。
お子様メニューも用意していますし、20席のこじんまりとした店内は静かで落ち着いています。全席禁煙なので、小さなお子さんがいても気兼ねなく過ごしてもらえます。
お母さんが鶏清湯らーめんを頼んで、お子さんはお子様メニューを。しばらくしてスープを一口飲んだお母さんが、隣の子どもに「ちょっと飲んでみて」と言いながら差し出すシーンがありました。子どもがズズッとすすって、パッと目が丸くなる。その「お母さんと同じ驚き」を共有している二人を見て、厨房のなかでこっそりガッツポーズしました。
「家族みんなで美味しいものを食べたい」という願いは、特別なことじゃないと思っています。でもそれを気軽にかなえてもらえる場所を作りたくて、価格帯も1,000円〜に抑えています。子どもも大人も、同じテーブルで同じ時間を楽しんでほしい。
✓ ここまでのポイント
- 鶏清湯の仕込みは「初めて食べる人の一口目」を意識した丁寧な作業から始まる
- 子ども連れでも全席禁煙・お子様メニューありで安心して入れる環境が整っている
- 一口飲んだ後にじわっと広がる旨みが、家族で共有できる「驚き」になる
「津田沼駅北口から徒歩3分」と書きましたが、初めての方は「どっちに出ればいいの?」と迷うこともあるかもしれません。地図アプリで現在地からのルートを確認しておくと、当日スムーズに来店できます。
午後の休憩中:初めて来たお客様の声がいちばん正直だと思う理由
昼営業を終えて少し一息ついたとき、今日のお客様の反応を頭の中で振り返るのが習慣になっています。常連の方の「いつもの」という安心感はもちろん嬉しい。でも初めての方の表情には、そこにはない純粋な情報が詰まっています。
先日、ご夫婦でいらしたお客様が「津田沼でラーメン食べるならここに来るようになった」と言ってくださいました。「なるようになった」という言い回しが印象的で。一度食べて、また来たくなって、いつの間にか行きつけになっていた、という流れがその言葉に全部入っていると感じました。そうなってほしくて、毎日スープを引いています。
「津田沼でラーメン食べるならここに来るようになった」
常連のお客様より
ちなみに、鶏清湯が初めてのお客様に支持されやすい理由については、なぜ鶏清湯は初めてのお客様におすすめしやすいのかという記事にも書いています。味の構造や、なぜ幅広い方に受け入れてもらえるのかについて触れていますので、気になる方はあわせてどうぞ。
夜営業:「また連れてきたい人がいる」という言葉の重さ
17時の開店直後は比較的ゆったりとしたペースで、一人のお客様が多い時間帯です。仕事帰りにふらっと立ち寄ってくれる会社員の方、学生の方、夜に津田沼に来たついでに入ってくれた方。
この時間帯に印象に残った出来事があります。一人で来た40代くらいの男性が、鶏清湯を食べ終わったあとに「子どもが醤油ラーメン好きなんですけど、ここの食べさせてみたいな」とぽつりとおっしゃいました。子どもに食べさせたい、と思ってもらえるのは、「安心・安全・美味しい」が揃っていないと出てこない言葉だと思うんです。
わたしが津田沼でラーメン屋をやろうと決めたとき、頭にあったのも近い感覚でした。この街で20年、いろんな業態をやってきて、最後に残ったのは「誰かと一緒に食べたくなるもの」を作りたいという気持ち。鶏清湯はそのための一杯です。
スープのバランスや日々の調整については、毎日同じ味を出すための鶏清湯のスープ調整について書いた記事もあります。「毎回同じ味で安心できる」という信頼感は、家族を連れてきてもらうためにも欠かせない要素だと考えています。
閉店間際:「また来ます」の一言が次の朝の仕込みになる
23時を過ぎると、店内は少し落ち着いたムードになります。仕事を終えた方、友人と話しながら来た方、今日初めて来てくれた方。いろんな「初めて」がこの時間にも訪れます。
月〜土は23時30分まで営業していますから、夜遅くまで働いている方にも気兼ねなく来てもらえます(太麺のまぜそば・つけ麺・揚げ物類は22時30分がラストオーダーです)。鶏清湯はあっさりしているので、遅い時間でも胃に重くない。そういう声もよくいただきます。
閉店前に片付けをしながら、今日初めて来てくれたお客様の顔を思い出します。最初に「あっさりですか」と確認してきた方が、食べ終わったあとに「思ってたより旨い」と笑っていた。そういう一言が積み重なって、「津田沼でラーメン食べるならここ」という言葉につながっていくんだと思います。
次の朝の仕込みは、今日の「また来ます」のために始まります。それだけです。
まとめ:一日密着して見えてきた「初めての反応」の正体
一日を追いかけてみて改めて感じるのは、鶏清湯への「初めての反応」には二段階あるということです。一口目の「思ってたよりあっさりかな」という第一印象と、飲み進めるうちに旨みが積み重なってくる「あ、これクセになる」という変化。その変化を、隣に座った家族と共有してほしい。それがわたしのいちばんの願いです。
JR津田沼駅北口から歩いて3分、らーめん和田屋はランチも夜も通年営業しています。目の前にコインパーキングもありますので、車でいらっしゃる方もどうぞ。ご家族での初来店、お待ちしています。
一日密着で伝えたかったのは、鶏清湯は「家族の誰かが一口飲んで、隣の人に差し出したくなる一杯」だということです。その体験を実際に確かめにくる前に、メニューと価格帯だけでも押さえておくと、テーブルでの注文がスムーズになります。鶏清湯・特製醤油・昆布水つけ麺など、全メニューを事前にチェックしてから来てください。


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