鶏清湯の一杯が完成するまでに密着

あれこれ

ラーメン屋の前に立ったとき、「一人で入っていいのかな」と一瞬足が止まったことはありませんか。

カウンターに並ぶお客さん、厨房から響く音、店員とのやりとり——なんとなく「常連じゃないと入りづらい」そんな空気を感じて、引き返してしまった経験がある方も少なくないと思います。

津田沼駅北口から歩いて3分のところにあるらーめん和田屋に、常連さんから「一人でも入りやすい」という声が集まるのには、理由があります。今回は店主・柳田が鶏清湯の一杯を完成させるまでの一日を、時間軸で追いかけてみました。

こんな方におすすめ

  • ✅ 一人でラーメン屋に入るのが少し緊張する方
  • ✅ 津田沼で「ひとり飯」にちょうどいい店を探している方
  • ✅ らーめん和田屋の雰囲気を事前に知ってから行きたい方
  • ✅ 仕事帰りにサクッとラーメンを食べたい方
  • ✅ 鶏清湯がどうやって作られているか気になる方
鶏清湯の一杯が完成するまでに密着 | らーめん和田屋

午前中——柳田が厨房に向かう前にやること

柳田の一日は、開店前の準備から始まります。といっても、この店の準備は「食材を切る」「スープを温める」だけじゃない。カウンター席を拭く、照明の角度を確認する、BGMの音量を調整する。そういう細かいことの積み重ねが、「なんとなく入りやすい空気」をつくっているんだと、柳田本人は言います。

「津田沼でいろんな業態をやってきたけど、一番大事なのは入口の空気感だと思ってる。お客さんが扉を開ける前に、もう入れるかどうかを決めてるから」

居酒屋、バー、カフェ、ハンバーグ屋——津田沼一筋20年で様々な業態を経験してきた柳田が、今のラーメン屋でこだわるのは「一人で来た人が居心地よく過ごせること」。そのために、開店前の準備に時間をかけています。

「一人で来たお客さんが居心地よく過ごせるかどうか」を柳田が意識していると書きましたが、実際にどんなメニューが並んでいるのかが気になった方もいるはず。鶏清湯や鯖まぜそばをはじめ、ランチ・夜それぞれのメニューを一覧で確認できます。初来店前に頭に入れておくと、席に着いてからスムーズに注文できます。

らーめん和田屋のメニュー一覧を見る

11時30分——ランチ開始。鶏清湯の一杯が生まれる瞬間

ランチは11時30分からスタート。最初の一杯を出すタイミングで、柳田が特に気をつけているのは「スープの温度と香りのバランス」です。

鶏清湯のスープは、鶏の旨みを丁寧に引き出した透き通った清湯。見た目はあっさりしていますが、口に入れると鶏の風味がじわっと広がる。津田沼では珍しいタイプのスープで、「こってりが苦手な人でもするっと食べられる」と女性の一人客から特に評判です。

麺は早川製麺所と共同開発したオリジナル特注麺を使用。全粒粉入りで小麦の香りがしっかりあり、スープとの相性を何度も試作して仕上げました。「麺を食べたときに『あ、ちゃんとした店だ』って思ってほしいんですよね」と柳田。

ランチタイムは学生さんや近くのオフィスワーカーが多く、一人で来るお客さんも当然います。カウンター席が中心の20席構成なので、一人でも席に案内されたときに「なんか浮いてる」という感覚になりにくい。これも、柳田が意図してつくった設計です。

✓ ここまでのポイント

  • 開店前の空気づくりへのこだわりが「入りやすさ」を生んでいる
  • 鶏清湯は津田沼では珍しいあっさり系。女性一人客にも支持されている
  • カウンター中心の席構成が、一人来店のハードルを下げている

「津田沼駅北口から徒歩3分」と書きましたが、初めて来る方は夜や雨の日に迷うこともあります。地図アプリでルートを確認しておくと、当日スムーズに来店できます。目の前にコインパーキングもあるので、車でのアクセスも地図で合わせて確認しておくと安心です。

らーめん和田屋への道順を地図で確認する

15時30分〜17時——アイドルタイムに柳田がやっていること

ランチが終わり、ディナーが始まるまでの間。他の店なら休憩タイムになりますが、柳田はこの時間を「次の営業の準備」に使います。

特に意識しているのは、夜に来るお客さんのことを考えること。「夜って、仕事終わりにぐったりした状態で来る人が多い。そういう人に、まず席に座ってひと息ついてもらえるかどうかが大事」。

カウンター席の照明を少し落として、昼より落ち着いた雰囲気にする。BGMも切り替える。これだけで、入ったときの印象がかなり変わるそうです。

「一人で来たお客さんが、隣の人を気にしなくていい距離感を保てるかどうか、ずっと気にしてる」と柳田は話します。20席という規模だからこそできる気配りで、これが「また来たい」につながっているのだと感じました。

17時以降——夜の営業で柳田が見ている「一人客のサイン」

夜の営業が始まると、客層がぐっと変わります。仕事終わりのサラリーマン、近くで飲んできた人の〆、ロッテマリーンズの試合帰りのファン。そして、一人でふらっと来た人。

柳田が夜の営業で特に気をつけているのは、「一人で来たお客さんに、話しかけるかどうかの判断」です。「声をかけてほしい人と、そっとしておいてほしい人がいる。そこを読み違えると、せっかく入ってもらったのに居心地が悪くなってしまう」。

20年間、津田沼でいろんな業態をやってきた経験が、このあたりの嗅覚に出ている気がします。カフェではひとり客の距離感、居酒屋では常連と一見さんの空気の違い——そういうものを体で覚えてきた柳田だからこそできる接客です。

夜のメニューには鶏清湯らーめんや特製醤油ラーメンに加えて、鯖まぜそばも人気。鯖まぜそばが完成する直前の厨房の様子も別の記事でご紹介していますが、この一品がきっかけでリピーターになったお客さんも多い。

「鯖ラーメンがクセになって何度も来ている」

常連のお客様

初めて来た日に鯖まぜそばを食べて、気づいたら何度も足を運んでいた——そういう声を聞くと、柳田も「作り続けてよかった」と感じるそうです。一人で来たお客さんが常連になっていくプロセスが、この店には自然とあります。

23時以降——一杯の〆ラーメンを提供する時間

和田屋の営業は23時30分まで(太麺のまぜそば・つけ麺・揚げ物類は22時30分がラストオーダー)。この時間帯に来るお客さんは、だいたい「もう一軒行くか迷ったけど、ラーメンで終わりにしよう」という状態。

柳田はこの時間の一杯を、「一日の最後にちゃんと美味しいものを出すこと」として大切にしています。「閉店間際だからといって手を抜くわけにはいかない。むしろ、その一杯がその人にとっての今日の締めくくりになるから」。

鶏清湯を初めて食べたお客様の反応を見ていると、あっさりしているのに満足感があるという声が多い。こってりで締めるのではなく、すっきりとした一杯で終わりたいという人にとって、鶏清湯はちょうどいい選択肢になっています。

深夜帯でも変わらない味、変わらない雰囲気。それが「また来ようかな」という気持ちを引き寄せているのかもしれません。

まとめ——「一人でも入りやすい」は、偶然じゃない

柳田の一日を追いかけてみて分かったのは、「一人でも入りやすい店」というのは、なんとなくそうなっているわけじゃないということ。開店前の空気づくり、席の設計、夜の照明、接客のタイミング——一杯のラーメンが完成するまでの裏側には、そういう積み重ねがありました。

津田沼駅北口から歩いて3分。ランチも夜も、一人でふらっと立ち寄れる場所として、らーめん和田屋は今日も開いています。

メニューの詳細や、今の季節に合わせたおすすめは、公式サイトのメニューページをどうぞ。

柳田の一日を追いかけてきて、「一度行ってみようかな」という気持ちが少し動いた方は、まずメニューから見てみてください。鶏清湯、鯖まぜそば、特製醤油ラーメン——どれにしようか考えながら読むと、来店前の楽しみが増えます。ランチは11時30分、夜は17時からです。

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